「水虫」は身近にある病気で、真菌(いわゆるカビ)の一種である白癬菌が皮膚に付着し、侵入すると起こる感染症です。
「水虫」にかかっている人は日本では5人に1人。
最も多いのが足や爪ですが、その他にも手・頭・体・股にも感染することがあります。
手足に痒みや皮剥けができると、「水虫」と思いがちですが、湿疹や細菌感染症などは別の病気であることも多く、自分で買った市販の水虫薬などでかえって症状が悪化して来院される方も少なくありません。 部位や症状によって、内服薬、外用薬 とありますが、自己判断せず必ず専門医で検査・診断の上、正しい治療をすることが根治への近道です。
爪の水虫(爪白癬)に効果のある外用薬も開発されましたが治療には1年程度かかり根気が必要です。ですから体調に問題がなければ内服薬での治療をお勧めします。但しまれに肝臓に負担がかかりますので使用前と使用中に血液検査が必要になります。
肝機能障害があって、内服ができず巻き爪など他の爪疾患を合併している場合、外用薬での治療になりますが、大変難治です。当院ではそういった患者さんのために、白濁した爪をグラインダーで削って直す方法を取り入れています。切削は自費診療になりますが一度削ればその後はご自身で感染している爪の深部に薬をつけることができますので、試してみてもよい方法だと思います。
爪のにごりはとりたいけれど飲み薬はちょっと・・、という方も、ぜひ一度お尋ねください。
- 再診料
- 1,650円
- 切削(爪1本につき)
- 1,650円
- 2本目以降は1本につき
- 990円
- 全て税込み価格です。